2013年9月17日薬師岳


<標高>
折立 1350m
薬師岳 2926m
室堂 2420m

累積標高差 +3230m −1899m
(私はこれにプラスして薬師岳山荘から薬師岳往復と五色ヶ原散策1時間しているので、さらに+300m、−300mぐらい歩いている。)

16日は台風直撃。
昼頃最寄駅に行くと、サンダーバードは18時台まで運休とのことで一旦帰宅。

新幹線で新大阪に移動。
始発の大阪駅に行ったが、ひどい行列。
なにしろこれが今日最初の富山行きなのだ。
自由席は入ることもできず、指定席に乗車。
京都駅では指定席すら乗車できない乗客がホームに溢れていた。
空いた席に座っていたら、幸運にも最後まで座ることができた。

9月17日
地鉄立山線で有峰口へ。
とてつもない晴天だ。
剱岳のギザギザにぞっとする。
その右の立山が雄大だ。
それらに比べると、薬師岳は控えめな印象。
地上からこれだけの名山が見えるというはすごい。




7時16分有峰口下車。
折立まで行こうとしたら、何と途中のゲートが閉まっている。
24時間の雨量が60mmを超えているとゲートが開かないそうだ。
折立の先の工事現場に行く工事車両が列を作っている。
8時10分にゲートが開き、そこを通過するのに20分かかった。

折立を9時過ぎ出発。
予定より1時間遅いが、元々余裕を見ているし、天気もいいし問題ない。

1963年1月遭難死した愛知大学山岳部員13名の慰霊碑。





すでに紅葉が始まっている。





ゴゼンタチバナ





ヤマハハコ



しばらく樹林帯を登ると美しい草紅葉の草原に出る。
雲一つない真っ青な空。
天気がよすぎて現実の景色とは思えない。
左には剱岳、立山、左前方に薬師岳、正面には太郎平、右遥彼方に白山。
山は天気によって印象が全く違う。
雲がかかれば何も見えない。
夏これだけの晴天は難しい。
気温が高く水蒸気量が多く、日の出から数時間で下から雲が上がってくる。

白山





薬師岳の右に小さく今日泊まる予定の薬師岳山荘が見える。





美しい草紅葉の先に太郎平小屋が見えてきた。



太郎平は黒部五郎岳や日本最後の秘境と言われる雲ノ平への分岐でもあり、太郎平小屋が立つ。
水晶岳などの眺めが見事だ。
今日泊まる予定の薬師岳山荘は水がないとどこかのホームページで読んだので、ここで水を汲んでいく。
水に100円、トイレに100円寄付した。

薬師岳へ出発!



薬師峠に下り、そこから登り返すのだが、この道がなかなか大変だ。
昨日の台風の影響か、沢の隣の道というより、道自体が沢になっている。
巨大な岩がゴロゴロした急斜面をよじ登る。
ただしここは花が多く楽しめる。

オヤマリンドウ





オオレイジンソウ





ミヤマリンドウ



登ったところが薬師平。
池塘があり、眺めのいい平原である。

太郎平小屋と白山。





チングルマ





ハクサンフウロ





オンタデ(ウラジロタデ?)





太郎平小屋と白山方面の山々。





鷲羽岳と槍ヶ岳。





薬師岳と薬師岳山荘。



薬師岳山荘には2時に着いた。
あまりに天気がいいので、荷物を軽くして薬師岳山頂まで行ってきた。
絶景になかなか前に進めない。
時々道はピークを巻くのだが、分からずに進んでいくとひどい岩場になるので注意したい。

左から笠ヶ岳、乗鞍岳、黒部五郎岳、御嶽山。





白山方面の眺め。





黒部五郎岳方面。





水晶岳、鷲羽岳、槍ヶ岳方面。





薬師岳。





赤牛岳、野口五郎岳、水晶岳方面。





白山方面の眺め。





薬師岳山頂と、剱岳、立山方面の山々。





立山と白馬岳。





北薬師岳、剱岳、立山、白馬岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳。





薬師岳山荘から日没の風景。





夕日に染まる鷲羽岳と槍ヶ岳。





夕日に染まる薬師岳。






白山、雲海と夕日。



薬師岳山荘は新しくきれいな小屋だが、水がない。
ペットボトルの水500mlを400円で買うしかない。
蛇口から水は出ず、バケツにためた雨水で手を洗う。
今日は宿泊者が少ないのに、なぜ一部屋に集めるのだろう。
男女別にすれば女性も喜ぶと思うが。
誰もいない部屋がいくつもあるのに、大部屋に詰めて寝かされるのはどうも納得できない。

<注射>
夕食で目の前に座ったおじさん、食前に注射している。
糖尿病の方だろう。
スマートフォンで何やらグラフを見ていた。



inserted by FC2 system