9月18日薬師岳から五色ヶ原へ


3時50分起床、4時半出発。
月が沈み、満天の星空、富山の夜景も美しい。
ヘッドランプでの登山だが、昨日一度歩いているので不安はない。
上部に先に出発した数人のヘッドランプの明かりが見える。

薬師岳山頂夜明け前。





富士山と甲斐駒ヶ岳。



徐々に星は消え、あたりは明るくなってきた。
5時15分薬師岳山頂到着。
お弁当を食べながら日の出を待つ。

美しいご来光だった。





朝日に染まる北薬師岳方面。





槍ヶ岳方面。





北薬師岳、剱岳、立山、白馬岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳などの山々。





北薬師岳、剱岳、立山、白馬岳。





北薬師岳。



しばらく堪能し、5時40分出発。
他の人たちは皆来た道を帰って行く。
完全に一人になった。
あたりは静寂に包まれている。
天気は最高、気を付ければ道は問題ない。

北薬師岳から槍ヶ岳、薬師岳方面の眺め。





徐々に日が高くなってきた。





雷鳥





立山方面へと続く道。





弥陀ヶ原、大日岳、奥大日岳、剱岳、立山方面。





最初に出会ったのは単独テント泊の若い女性。




すでに紅葉が始まっている。
背景は剱岳、立山、越中沢岳。











越中沢岳の登りは確かにきつそうだ。



間山は、ここに名前をつけるの?という感じの平凡なピーク。
まさに間の山である。
そこから下るとスゴ乗越小屋。



このコースは普通3泊4日、そこを2泊3日で歩く。
そのため2日目の行程が長い。
念のため朝食はお弁当にしてもらい、早朝に出発した。
似たようなお弁当を2つというのもどうかと思い、スゴ乗越小屋で昼食を取るつもりにしていたのだが、着いてみるとカロリーメイトとクッキーしかないとのこと。
仕方がないので、非常食として持ってきていたカロリーメイトでしのぎ、五色ヶ原山荘で昼食を取ることにした。
外の蛇口から出る水を補給させてもらった。

スゴの頭から越中沢岳の眺め。



スゴ乗越まで下り、そこから越中沢岳に登るのだが、急勾配が延々と続く。
皆が口をそろえてきついという個所だが、景色を楽しみながらゆっくり登ると意外と大丈夫だった。

スゴの頭と薬師岳。



越中沢岳山頂からは素晴らしい眺め。
今日の目的地である五色ヶ原山荘も見えている。

越中沢岳山頂で立山方面をバックに撮ってもらった。





シラタマノキ





エゾリンドウ?









トレイルランナーの若い女性。
今朝室堂を出発し、薬師岳山荘まで行くそうだ。
通常2泊3日の行程だ。





越中沢岳と薬師岳。





赤牛岳、越中沢岳、薬師岳。



またこれを登るのかと思いつつ鳶山山頂に着くと、五色ヶ原の向こうに剱岳と立山。
思わず涙ぐむほどの絶景。

立山と五色ヶ原、五色ヶ原山荘。





ミヤマキンバイ





針ノ木岳と五色ヶ原山荘。



五色ヶ原山荘には2時に着いた。
すでに夕食の準備にかかっているためカップ麺ならお湯を入れると言われ、カップ麺を注文。

何と電波がない!
登山中は山に集中したいし、電池の消耗を抑えるために機内モードにしている。
小屋の人に聞くと、稜線に出るか、テント場の近くに行くと通じるという。
あたりを散策することにした。

アキノキリンソウ





チングルマの綿毛が逆光に輝き、草紅葉が美しい。



ここに花の季節に来たら、天国とはこういうところだと思うだろう。
しかし最も簡単な室堂からのルートでさえ急斜面のアップダウンを繰り返さなければならない。
初心者お断りの楽園である。

イワツメクサ



テント場が見えるあたりで電波は通じた。
そのまま左回りで一周、心地よい場所だ。

五色ヶ原山荘は何と風呂がある。
しかし今日で最後とのことだ。
しかも3時にはいつになるか分からないと言っていたのに、4時に帰ってきたらもう「男は終わったよ。」ってそりゃないよ。
ご主人が「女性が4時半までだから、そのあと10分ぐらい入っていい。」と言ってくれて助かった。
山小屋に風呂があるのは本当にうれしい。
これで明日、少しはましな髪で帰れる。
汗を流してすっきりした。



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