2013年10月6日高妻山

標高2353m
戸隠キャンプ場の標高が1170mなので単純な標高差は1183mだが、アップダウンが激しく、累積標高差はかなり増える。
歩行時間は8時間と書いてあるが、休憩を含めると慣れた人でも9時間はかかるだろう。
特に日没の早い秋には早朝に出発したい。

8時30分出発、15時30分帰着、所要時間7時間(真似しないでください。普通この時間では無理です。)
今回の撮影枚数687枚。

長野駅前7時発のバスに乗り、8時20分頃戸隠キャンプ場バス停到着。
この路線は途中、飯綱高原、飯縄山、戸隠神社など見どころ満載だ。
戸隠神社奥社はその先に戸隠山があり興味があるが、危険すぎるので登る気はない。

戸隠キャンプ場は、背景に戸隠山、五地蔵山、振り返れば飯縄山と素晴らしいロケーションだ。

飯縄山





戸隠山(左)と五地蔵山(右)





黒姫山




牧場をしばらく歩くと、川沿いの登山道になる。

ノコギリソウ



道というか、ほとんど川を歩いているような個所もある。
鎖場もあるが、特に危険はない。





帯岩を渡るところも、やや緊張感はあるが大したことはない。
ここは紅葉が素晴らしい。



一不動避難小屋で尾根に出る。
ここを左に行くと戸隠山だ。
今日は右に行く。

飯縄山




初めて高妻山が見えた。
美しい山だ。





ツリガネニンジン





八ヶ岳と蓼科山





戸隠山(左)と西岳(右)





黒姫山と草津白根山方面の山々。





紅葉の美しい尾根道をしばらく登ると五地蔵山。



ここからのアップダウンが激しい。
濡れて滑りやすい急坂が厄介だ。

高妻山は周囲からすっと抜け出た美しい山だが、山頂周辺はかなりの急斜面だ。
飯縄山、黒姫山、妙高山、火打山、戸隠山など素晴らしい展望を楽しみながら歩く。

左手には北アルプス。
鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬岳の向こうに立山、剱岳も見えている。



天気も良く、紅葉も見頃、最高の登山になった。






五地蔵山の紅葉。





左から焼山、火打山、妙高山





戸隠山と紅葉。





高妻山、北アルプスと紅葉。





五地蔵山





いよいよ高妻山への登りが始まる。





戸隠山と紅葉。





妙高山(左)と黒姫山(右)



高妻山への登りは次第に両手両足を使う急斜面になり、この辺りが最もきつい。

高妻山山頂の大鏡。





西岳と紅葉。





アカモノかな。










私は基本的に写真は修整しない。
この赤は見た通りの色だ。



下りは六弥勒から最近できた登山道を下ってみた。
しばらくは素晴らしい眺めだが、樹林帯になると面白味がなくなる。
このコースの方が所要時間は短いが、往復してしまうと面白くない。
行きは一不動経由、帰りは新道がいいだろう。
この山は全体的にきつく初心者お断りの山だが、この新道も急斜面で木、石、土が濡れているところは滑りやすくて危険だ。



<暑い!>
まさか10月に2000m級の山がこんなに暑いとは思わなかった。
下着はファイントラック、それにCW−Xのロングタイツを履いたが、下着はミズノのドライベクターの方がよかったかも知れない。
ファイントラックは薄くて軽く撥水性も素晴らしいが、保温性が邪魔になることがある。
ロングタイツは筋肉疲労を軽減するので、履くかどうかは難しいところだ。
アクエリアス1.5リットル、水500ml、合計2リットル持って行ったが、負荷の高さと暑さで残り30分のところでなくなってしまった。
戸隠牧場でアクエリアス500ml、水500mlを補給。

<戸隠山>
帰りのバスで一緒になった70歳ぐらいのおじさんは、戸隠山に登ったそうだ。
怖かったと言っていたが、よく単独で登ったものだ。
私なら信頼できるプロにロープで確保してもらわなければとても行く気にならない。

<年齢>
登山者は60代、70代の方が多い。
高妻山は日本百名山の中でもかなり負荷が高い山だ。
よくこの年代の方が登るなあと感心する。

<熊>
帰りのバスの運転手によると、この辺りは時々道路で熊を見かけるそうだ。

<おばさん>
山頂付近で会った60代ぐらいのおばさん。
20cm×20cm×5cmぐらいの鞄のみ。
水は?雨具は?大丈夫なのか心配になる。
しかし実際には暑くて、フリース、冬用手袋どころかジャケットも必要ではなかった。
おばさんが正しいのか?




inserted by FC2 system