2014年3月4日日向山・丸山

日向山 633m
丸山  960m

西武秩父線は昨日秩父鉄道との直通運転を再開したばかり。
芦ヶ久保駅に着くと、何とホームにもまだ大量の雪が残っていた。

まず日向山に向かう。
途中に果樹公園村があるのだが、いくつかのビニールハウスは倒壊していた。



車道から左に入る道は本来ちょっとした登山気分を味わうためのものだ。
せっかくなので行ってみたが、雪が深くズボズボと膝まで沈む。
普段の倍以上の体力が必要だ。
季節の花々が楽しめるはずの「山の花道」も完全に雪に埋もれている。

日向山への登りもかなり苦労したが、武甲山などの素晴らしい眺めに疲れも吹き飛んだ。






武甲山





二子山方面。





左から二子山、武川岳、大持山、武甲山。



一旦車道に下り、そこから丸山への登山道は、踏み跡が深く、いちいち足を高く上げて正確にそこに降ろさなければならず大変だった。
面倒だからとその横を歩くと、やはり膝まで沈みかなり体力を消耗する。
沈んだり沈まなかったりするのもやっかいだ。
今朝はかなり冷え込んだため雪は全体によく固まっていて、日陰など沈まないところは楽に歩ける。

左は車道、直進が登山道。



先日の高尾山から陣馬山への縦走では多くの人によって雪が踏み固められていたが、今日の山はそこまでメジャーではないのでいくつかの足跡があるだけで、そこに道はない。
これによって疲労度が随分違う。

浅間山



登りはかなりきついが、下りは踏み跡のないところを、沈むのを構わず、むしろ沈むことを利用して大股で大胆に下ると気持ちいい。
時々スノーシューがあればいいのにと思うのだが、スノーシューを使うほど雪山はやらないような気がする。

丸山山頂にはコンクリート製の巨大な展望台があり、武甲山など秩父の山々の絶景をしばし楽しんだ。

右に両神山がやや霞んでいるのが残念。





手前二子山の左奥に武川岳、その右奥に大持山、右手前に武甲山。





左に大霧山、右に堂平山。





県民の森方面。





展望台には分厚く雪が積もったままだ。



登りがあまりにもきつかったので帰りは車道を下れないかと思ったのだが、何と除雪されていない。
つまり今は県民の森に車で来ることはできないのだ。
試に少し歩いてみたが、やはり膝まで沈み歩くのに苦労する。
諦めて来た道を下った。

左が車道、直進が登山道。



途中日向山分岐から左の芦ヶ久保駅方面への道を下ってみた。
踏み跡を頼りにしていたのだが、途中右に切れ落ちた斜面で雪が深くなり、ひょっとして踏み跡が間違っているのではと思った。
一度沈み込むと、両手を使って脱出しないといけない。
「山と高原地図」アプリで見てみると、登山道よりやや右にいるようだ。
すぐに合流することができ助かった。
雪が積もるとどこが道だか分からなくなる。
逆に言うと、どこでも好きなところを歩けるというのは魅力だ。

きつかったが、雪を楽しめて満足した。
沈み込みながら歩いたおかげで、体力は消耗したが着地の衝撃はあまりなく、足へのダメージがあまりなかったのがよかった。
先日の高尾山陣馬山縦走では、距離が長かったということもあるが、踏み固められた硬い道で、足にかなりのダメージが残った。


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