2014年5月4日蕎麦粒山・三ツドッケ


山と渓谷社「東京都の山」を参考に歩いた。

川乗橋バス停(標高430m)→蕎麦粒山(標高1472.9m)→三ツドッケ(標高1576m)→東日原バス停(標高620m)

8時55分川乗橋バス停出発、16時東日原バス停到着、所要時間7時間5分

歩行距離15.5km、累積標高差+1523m、−1328m

立川からホリデー快速に乗る手もあったが、2分の乗り換えが同じホームか向かい側である確証が持てなかったので、西武線で拝島まで行き、そこから青梅線に乗り換えた。
乗り換えは多いが、こちらの方が中央線よりも断然空いていて快適だ。
青梅で奥多摩行きに乗り換えた。
ここまでは予定通り。
ところがこの電車が途中でえらく長時間停車している。
何のお詫びの放送もないので定刻らしい。
8時21分到着で8時35分のバスに乗るつもりにしていた。
ところが二つ手前の鳩ノ巣で、「29分の発車です。発車まで3分ほどお待ちください。」とアナウンスが流れたのには驚いた。
乗換ナビも、乗換案内も、どこをどう調べてもこの電車は21分に着くはずだ。
帰宅後JR東日本のホームページも見たが、やはり21分着になっている。
この件に関しては、JR東日本にミスがあり、責任がある。
奥多摩駅で、同じように21分着のはずだと思っていた登山者の皆さんと一緒にバス停に走った。
36分に着いたが、休日の奥多摩駅は多数の登山者で溢れ、バスは2,3台来るため乗り遅れることがないということは予測できた。
何とか間に合い、通勤電車のようなひどい混雑のバスで川乗橋バス停へ。

このバス停は人気の川苔山への拠点のため降りる人は多い。
しかし私は3分でこの川沿いの道から離れ、鳥屋戸尾根へ取りつく。
こちらは山と高原地図では点線で示されているほどマイナーなルートだが、後ろからおじさんがついてきた。
さすがゴールデンウィークだ。
確かに地味な道だが、踏み跡もしっかりとある道で何の問題もない。
新緑の木々の向こうに奥多摩の山々の眺めが広がっているが、開けた場所はなく写真にはなりにくい。

アセビの若葉





コガラ(C)。トリミング前。





トリミング後。





川苔山とアセビ



蕎麦粒山には11時50分に着いた。
あまり眺めはよくない。
コースタイムは3時間30分、それに対して2時間55分で登ったので35分速い。
帰りは東日原バス停16時17分発のバスに乗るしかないので、なるべく時間が余りすぎないように新緑、花、鳥、遠景などを楽しみながらゆっくりと歩くことにした。

三ツドッケは三つの突起という意味ではないかと言われている。
確かにピークが三つある独特の形をしている。
今回唯一の絶景をこの山頂から楽しむことができた。

左に鷹ノ巣山、右に雲取山。





左手前が蕎麦粒山、右奥に川苔山。





遠方は、左から大岳山、御前山、三頭山、一つ手前右は六ツ石山。



三ツドッケから東日原バス停までのヨコスズ尾根は新緑、ツツジ、山桜などの花々、遠景が織りなす美しい光景が広がる心地よい道だった。
ただし途中東側が切れ落ちたところは注意して歩きたい。







ミツバツチグリ

















ミツバツツジ





















途中で会ったのは全部で十数人ぐらいだったか。
平日ならあまりの人の少なさに心細くなっただろう。

ウツギ





セリバヒエンソウ



帰りはホリデー快速奥多摩号で立川まで1時間ぐらい。
寝ていたらあっという間だった。
立川からは何と武蔵野号。
確か一日2本ぐらいしかない貴重な電車で、中央線から西国分寺駅での乗り換えなしで直接武蔵野線に入る。
おかげで奥多摩駅から2回乗り換えで帰宅。

帰宅後、ベートーヴェンの交響曲第6番を練習。
まさに今日の登山の気分そのままの曲だ。

(C)=C氏の協力により名前が分かった鳥。



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