2014年5月16日窓ヶ山・向山


窓ヶ山 標高711.4m
向山  標高665.9m

魚切バス停9時35分出発、藤の木団地バス停14時50分到着、所要時間5時間15分

朝起きて外を見ると、すぐ近くにあるはずの日浦山が霧に覆われていて見えない。
この霞は取れそうにないぞ。
今日は中止すべきかとも思ったが、せっかく計画したので出発。

五日市駅から湯来温泉行きのバスに乗るのだが、1時間に1本しかない。
9時丁度発のバスに乗り、魚切バス停下車。
少し先に魚切ダムがある。

魚切バス停から少し歩き、窓ヶ山を見上げる。















窓ヶ山は展望が素晴らしい広島屈指の名山だ。
広島には珍しい岩稜の山で、巨大な岩から瀬戸内海の島々などを一望できる。
岩峰にはさまれ深く切れ込んだ鞍部をキレットという。
これは日本語の切戸に由来する。
キレットを窓と呼ぶこともある。
西峰と東峰の間にキレットがあることからこの名がついたそうだ。

西コースを登ったが、急斜面が延々と続き、段差のある階段や岩場で意外と疲れる。
山の負荷は累積標高差で大体分かるが、それだけではないことを再認識した。

やはり霞は取れなかった。
素晴らしい眺めを堪能したが、写真にはなりにくい。
望遠にする気が起きず、ほぼ広角のみで撮影した。

実はこの山には二度来たことがある。
いずれも憩いの森まで車で来て、ほんの30分ほど、ハイキングと言っていいぐらいの登山だった。
10年ぐらい前のことなので、記憶が薄らいでいる。

江田島、宮島、極楽寺山方面の眺め。











左は大峰山?



中国自然歩道を通り向山に向かっていると、風が強くなってきた。
この風で霞が取れてくれないかな?
向山は地味な山で、ひょっとして窓ヶ山の向いにあるから向山と名付けられたのではと思ったりした。
林道と分かれるところも、峠の十字路も、テープはあるが道標はない。
道も所々草木に覆われなくなりそうだ。
笹をかき分けて進むと、ササササと音がする。
これが笹の由来?





向山山頂手前の岩場に着くと、窓ヶ山に匹敵するほどの絶景が広がっていた。
これをマイナーな山にしておくのはもったいない。
しかも霧が晴れている!
あまりの眺めに、かなり長い時間滞在した。

右に窓ヶ山。





似島、江田島、宮島方面。





宮島と極楽寺山。



そう言えば、α6000を購入したことを書いていなかった。
先日の蕎麦粒山から使っている。
ソニーストアで四月初旬に注文し、届くのに一か月かかった。
窓ヶ山山頂と向山山頂で、撮った写真をWi-Fi経由でスマートフォンに送り、facebookに投稿してみた。
オートフォーカスは世界最速だそうだが、確かに速い。
連写は1秒11枚で、しかも1枚ごとにピントが合う。
一度使ってみたが、あまりに速くて怖いぐらいだ。
長らくファインダーなしで過ごしてきたが、あるとやはり便利だ。
特に日差しの強いところでは液晶では見えにくいので助かる。
フレキシブルスポットに3種類の大きさがあり、いちばん小さくするとかなりピンポイントでピントを合わせられる。
2400万画素で拡大しても非常に美しい。
スイングパノラマは使いにくくなっていた。
速いと言われて遅く動かしたら、今度は遅いと言われた。
NEX-5Nはそんなにうるさくなかったぞ。

docomoの電波は、途中こまめにチェックしたが一度も途切れなかった。
山に行くならdocomoに限る。

向山山頂はほとんど行く意味がないが、その先に道があることは確認した。
そのまま進めば奥畑中バス停に着く。
ただし極度に本数が少ない。

仏峠から下ろうと計画していたのだが、その手前に下る道があり、藤の木上と書いてあったので下ってみた。
倒木があったり、草に覆われていたり、滑りやすい急坂が続いたりしたが、道ははっきりとしている。

藤の木団地バス停は本数が多いので便利だ。
広島に多い、山を切り開いて作られた団地で、やや高いところにある。

向山の絶景が収穫だった。
窓ヶ山は上白川バス停からの道が中国自然歩道に指定されている。
ひょっとしたらこちらの道の方が楽かも知れない。
魚切からの道はかなり傾斜がきつい。


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