7月28日唐松岳


白馬に行くにはあずさ3号が便利だ。
立川駅7時54分発で11時28分白馬駅着。
こんな便利な列車は一日1本しかない。
私はいつも前日の夜最終決定するので、もちろん予約していない。
新秋津駅で指定席を買おうとしたら、グリーン車を含め満席とのこと。
早めに出ていたので立川駅で並び、自由席に何とか座れた。

白馬駅からタクシーで八方へ。
リフトを乗り継ぎ、12時過ぎには登山を開始できる。
お花畑が広がる素晴らしいところだ。
思ったより寒い。
塩見岳があまり寒くなかったのでダウンを持ってこなかったが、北アルプスは南アルプスより寒いかも知れない。
タクシーの運転手が、「昨日は寒くて大変だったんですよ。」と話していた。
雨が降り、風が強く、登山者にはかなり厳しい条件だったようだ。

八方池までは一般人が多いので挨拶はしない。
その先は登山者の世界なので挨拶をする。

高山植物の花々が咲き乱れ、種類が豊富でなかなか前に進めない。

シシウドとリフト乗り場




リフトからの眺め。
リフトの下にも高山植物の花が咲いている。





イワシモツケ





タテヤマウツボグサ





キンコウカ





シシウド





シロバナニガナ





ヤマブキショウマ





ハッポウタカネセンブリ





イワイチョウ





クルマユリ





イブキジャコウソウ



八方池。
一般観光客がここまで来るのは結構大変だろう。
滑りやすい石畳はむしろ登山道よりも歩きにくい。
ここから先は登山者の世界。





カライトソウ





ミヤマコゴメグサ





ミヤマムラサキ(C)





オトギリソウ





ハクサンシャジン





ダイモンジソウ





ハッポウウスユキソウ





オオカラマツ(C)





オオバギボウシ





ミヤマアキノキリンソウ





ミヤマホツツジ





ハクサンチドリ





アカモノ





ウラジロヨウラク





サンカヨウ





ミヤマキンポウゲ





エンレイソウ





キヌガサソウ





オオヒョウタンボク





雪渓





雪の重みで曲がって生えているダケカンバ。





ヨツバシオガマ





アオノツガザクラ





チングルマ





ムシトリスミレ





ミヤマリンドウ





ツマトリソウ





チングルマ





ショウジョウバカマ





コイワカガミ




登るにつれて雲も上昇。
このまま晴れるか?





タカネヤハズハハコ





ミヤマダイコンソウ





雲の上の道を行く。





エゾシオガマ





ウサギギク





ミヤマクワガタ





イワヒバリ(C)



唐松岳は朝東京を出てその日のうちに登れてしまう非常にアクセスのいい山だ。
しかも山小屋がきれいで、アルプス初心者には最適である。
蛇口がある。
しかし口をゆすぐのもまずい。
口をゆすぐ水は売店で販売している。
それとは別に、自動販売機でミネラルウォーターを500ml300円で販売している。
山では荷揚げにヘリコプターを使うので、特に高い値段ではない。
トイレは簡易水洗。
暖房がよく効いている。
私は別館だった。
入ると両側にスペースがある。
上下に分かれていて、上の人は階段で上がる。
布団6枚で一区画。
ただし布団1枚に枕が二つある。
土日は実際にそうやって寝ることもある。
平日なので、私のところは一区画3人だった。
ただし、布団が薄く、背中が痛くて眠れなかった。
まあ、山小屋ではいつものことだ。

唐松岳頂上山荘。





コマクサ



夕食は18時20分。
それまで唐松岳山頂でゆっくりと過ごした。
山の上部を覆っていた雲は、登るにつれて徐々に上昇していったのだが、それでも頂上付近は雲の中。
雲と戯れるのもまたいいものだ。

山荘裏の高台を歩く人々。





見下ろせば雪渓。





ハクサンシャクナゲ





唐松岳から山荘を見下ろす。





唐松岳頂上でしばし雲と戯れる。



夕食を済ませ、山荘裏の見晴らし台に上がると、さっきまでの雲が嘘のようになくなっていた。
感動的な日没、夕景を見ることができた。

剱岳





剱岳と唐松岳。





白馬三山。





日没。





雲海に浮かぶ立山、剱岳。





暮れなずむ白馬三山。



(C)=C氏の協力により名前が分かった花など。




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