2015年12月5日八世以山


瀬野駅10時出発、15時帰着。
所要時間5時間 そのうち迷った時間15分、休憩45分。

2011年12月2日に登って以来、ずっと気になっていた山だ。
あの時の登山が忘れられない。
自宅から駅に向かう途中、いつも遠方に見えている。

瀬野駅から徒歩15分ほどで中倉神社に着く。
その右奥が登山口だ。
道、道標、テープ、いずれもしっかりしていて迷うことはない。
ただ、つるつると滑りやすい落ち葉が積もった急坂のアップダウンが延々と続くため、体力の必要な山ではある。
途中ロープの張ってある急な下り坂が3か所あり、注意が必要だ。

今回スマートフォンを機内モードにしてジオグラフィカをテストしたが、なかなかよかった。
現在位置の特定も素早いし、一度読み込んだ地図の拡大縮小もスムーズだった。
登山用GPSをわざわざ買う必要はほぼないと言っていいだろう。

東中倉山山頂よりも手前にいくつか展望のいいところがあり、しばし眺めを楽しんだ。

右に鉾取山。




東中倉山山頂と八世以山山頂の間、鉄塔のところに新たな絶景ポイントができていた。
左から鉾取山、丸山、日浦山、蓮花寺山。



道としては西半分、東中倉山の方が楽しい。
東半分、八世以山は常緑樹が多く面白さでは劣るが、立岩からの眺めは全てを打ち消すほどの威力がある。
紅葉最盛期、十分な太陽光、逆光、ほどよい雲による陰影、全てが揃い、あまりの感動的な光景にしばらく身動きできなかった。

左から鉾取山、丸山、日浦山。





水ヶ丸山、鉾取山。





鉾取山、丸山、日浦山、蓮花寺山。





右に呉娑々宇山。



前回は分岐に中田登山口への道はよくないと書かれていたので、勝負迫登山口へ下山した。
今回は真新しい道標に中田登山口と書かれていたので、きっとよくなったのだろうと思い行ってみた。
アップダウンが多いのはまあいいのだが、道が不明瞭で何度か迷った。
ここでジオグラフィカが役立った。
尾根よりも東にいたため引き返したら正解だった。
テープは自分が行きたい道以外も示しているので気をつけたい。
その後もずるずると滑って下った方がいいのではないかと思うほど分厚い落ち葉が積もっていたりとなかなかワイルドな道で、一般の方にはお勧めできない。
最後は少し西に逸れたようでテープがなくなったが、そこも確かに道だし、方角的に駅への距離も同じだろうし、民家も見えたのでそのまま下った。
野生に戻りたい人にはお勧めできる。

広島県南部でこれほど見事な紅葉の景色というのは他に思い当たらない。
もっと知られていい山だと思う。
整備された山と違い、より自然と一体になれる気がする。
登ってみようという方は「安芸区 山」で検索すると出てくる安芸区役所のページから地図をダウンロードするといい。


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