2016年6月5日千歳JAL国際マラソン
























3時間21分52秒(ネットタイム:3時間21分41秒)

フル男子50歳以上 48位

10km 49分22秒
20km 47分42秒
30km 47分11秒
40km 47分04秒
finish   10分21秒

ガーミンによると、3時間21分33秒。
これは34km地点で車道を横断する際、車を通すためにランナーストップされたためだ。
私は恐らく二十数秒程度だが、私より前の人はさらに長く止められていた。
前回はたまたま止められなかったのか、それともランナーストップがなかったのか。
ランナーストップは自己ベストを狙っている人には致命的ダメージになりかねず、大会の評価に大きくかかわる。
止めるのであれば、事前にそのことについてきちんと告知すべきだ。
そもそも無理に車道を横断する必要はない。
確かにその先の自転車道も魅力的ではあるが、未舗装林道はさらに魅力的だ。
来た道を帰ればよい。
どうしてもこのコースがいいのなら、地下道を作ればいい。

平均ペース1km4分48秒

累積標高差+258m −276m

平均心拍数154bpm

平均ピッチ188spm

平均ピッチが見たことのない数字。
前半の上り坂では、意外と周りに比べてストライド走法だなと思った。
後半の下りでは、重力エネルギーをできるだけ有効に利用しようとかなりのピッチ走法になった。

アップダウンには苦しめられた。
傾斜が急な個所があり、上記の数値よりも実感としてはもっときつい。
特に2〜3kmの上りは1km5分15秒と極端に遅くなっている。

34km以降はアスファルトで、急に道が硬くなり走るのが辛くなる。
20〜30kmの下りで最もスピードが出たと感じていたが、数値としては30〜40kmの方が速い。
これには驚いた。
1kmごとに見ても、35km以降に1km4分30秒台が6本!
自分のどこにそんな力があるのか不思議だ。
そんな力が出せるような練習はしてきてないけどなあ。
「35km以降に頑張るために今までセーブしてきたのだ。今が頑張る時だ!」ときつい中走ったが、こんなスピードが出ていたとは思わなかった。

自己ベスト
2009年6月7日 千歳JAL国際マラソン 3時間18分08秒 3時間17分46秒(ネットタイム)
第2位
2008年5月25日 洞爺湖マラソン 3時間19分22秒
第3位
2016年6月5日 千歳JAL国際マラソン 3時間21分52秒(ネットタイム:3時間21分41秒)

今回は自己歴代3位のタイム。
千歳が第1位と第3位というのはきっと理由があるはずだ。
34kmまで未舗装林道だということがその最大の理由だろう。
これによって足へのダメージが抑えられる。
前回は水たまりや小石などコンディションはよくなかったが、今回は重機を使ってかなり走りやすい道になっていた。
全て春、全て北海道というのも理由があるかも知れない。


朝起きると、外は低い雲に覆われていた。
風も強く寒い。
半袖短パンしか持ってこなかったことを後悔した。
ただし、前回寒かったので中に着るためにファイントラックのスキンメッシュを持ってきていたのは正解だった。
スタートまではビニール合羽を着て寒さをしのいだ。
アネッサの最強と言われる日焼け止めをしっかりと塗ったので、日焼けのダメージは少なくて済んだ。

スタート地点の青葉公園は新緑が美しい。
そしてコースの大半が新緑の森の中を走る。
スタート前にすっかりと晴れて、空はまるで高山にいるかのように澄んでいる。
その代り紫外線も強烈だ。
森の中なのでコースの多くが木陰で、他の大会のようにずっと日差しを浴び続けるということはない。
それに風も遮られるため、常に心地よいそよ風が吹く理想的なコンディション。
日陰で風が吹くと寒いが日差しを浴びると暑く、ファスナーの上げ下げで調整した。

最初の10qは調子が出なかった。
まあこんな調子でも3時間半は何とか切れるかなと思いながら走った。
10km以降は調子が上がり、徐々に人を抜きながら走った。
最近のレースはいつもこんな感じだ。

34kmからの自転車道は千歳から支笏湖まで整備されていて、自転車乗りにはたまらないコースだろう。
千歳川の清流がまた美しい。

応援が極端に少ないのもこの大会の特徴だ。
ゴール手前、芝生の上でバーベキューをしている人は、特に応援する様子もない。
森の中はもちろん関係者以外誰もいない。
本当に応援がいるのはゴール付近のみだ。

給水所にはJALの職員もたくさんいたはずだが、皆同じ制服で誰が誰だか分からないし、こちらもそれどころではない。

前回は確かバスタオルだったと思うが、今回は普通のタオルになっていたのが少し残念。

給水所でスポーツドリンクと水の両方を飲んで思うのだが、喉が渇いていても水は一度にたくさんは飲めない。
これは体内のバランスが崩れるのを体が嫌がるためだ。

オールスポーツのカメラマンは途中には全くいない。
深い森にアクセスする方法がないのだろう。
できれば森の中を走る様子も撮影して欲しかったのだが。

表彰式にはJALのキャビンアテンダントが後ろに並んだ。
華を添えるためだけに日差しを浴びていたのが気の毒だった。

北海道は植生もまるで違うし別世界。
いい旅ができたが、冬の寒さなど住むには厳しいところだろうなとも思った。


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