2016年11月28日武田山から鈴ヶ峰


標高
武田山   410.5m
火山    488m
丸山    457.6m
大茶臼山  413m
柚の木城山 339.4m
鬼ヶ城山  282.4m
鈴ヶ峰   312m

下祗園駅7時出発、新井口駅15時5分到着、所要時間8時間5分。
休憩は多分合計45分ぐらい。
歩行時間推定7時間20分。

距離 21.88km
累積標高差 +1530m −1526m

2010年11月27日に鈴ヶ峰から武田山へ縦走している。
今回はその逆に歩いてみた。
その時の所要時間が6時間40分!
今回より1時間25分も速い。
どうやって歩いていたのだろう?
ただ、当時の日記からはかなり疲れた様子が読み取れる。
今回はほとんど疲れを感じない。
明日以降毎日この負荷をかけても大丈夫なのではないかと思うほどだ。
疲れない山の歩き方が徐々に身についているのだろう。

数人とすれ違っただけで、ほとんどの時間を一人で過ごした。
山で一人でいると、この上ない幸福感に満たされる。
無の境地というか、雑念が消え、昨日までの仕事の疲れもどこかに消え去った。
今日は時間が長い分、その効果が大きい。

6時起床の予定だったが、目が覚めたので4時半起床。
おかげで早朝の空気を感じることができた。
雲が多いが、そういう時にしか見られない景色もある。

武田山は登山者が多いため、道が深く削れ、段差が大きい個所があり歩きにくい。
脇道もあるが、途中で怪しくなったりするのでどちらがいいか難しいところだ。

武田山山頂にはかつて銀山城という城があり、広い範囲にその遺構が残っている。
そこに複数の道がついているため、どちらに行ったらいいか分かりにくい。
道標に弓場跡など遺構の名前しか書かれておらず、迷ってしまう。

呉娑々宇山方面。





呉娑々宇山、牛田山方面。





牛田山、広島市街方面。





広島市街方面。





右に宗箇山。



水越峠へ下り、火山に登り返す。
火山山頂の眺めはそれほどでもない。
実はここから丸山へ行く途中にいくつかの絶景ポイントがある。

牛田山方面。





右に宗箇山。





これから行く中山、その先に大茶臼山が顔を出している。





さらに先の絶景ポイントから、武田山、火山を振り返り眺める。



権現峠へ下り、丸山に登り返し、畑峠へ下り、大茶臼山に登り返しとアップダウンを繰り返す。
ここでは峠は「だお」と読むらしい。

大茶臼山は山頂一帯をテレビ塔群が占拠しているが、その少し南の展望岩からの眺めが素晴らしい。
運よく晴れて、絶景を堪能した。

これから行く柚ヶ城山、鈴ヶ峰方面。



己斐峠に下る。
交通量が多く、煙く、うるさく、危ない。
柚ノ木城山への登山道に行くには、この道を西に350m歩かなければならない。

柚ノ木城山から草津沼田有料道路に下ると、ここはさらに交通量が多い。
ここから鬼ヶ城山に登り、一旦下って鈴ヶ峰に登り返す。
鈴ヶ峰では、霞んでいる上に曇っていて写真を一枚も撮らなかった。
こんなことは初めてだ。

鬼ヶ城山山頂手前から大茶臼山、柚ヶ城山を振り返り眺める。



広島有数の絶景が楽しめる山をいくつも縦走し、山にどっぷりと浸れる素晴らしいコースだ。
広島南アルプスとも言う。
下山するポイントはいくつもあるので、何度かに分けて登ることもできる。
年齢を重ね、経験を積み、これだけのアップダウンを繰り返してもほとんど疲れないという境地に達することができたのは大きな収穫だった。


inserted by FC2 system