2016年12月29日五剣山


前回は2009年12月29日に登った。
この時はガイドブックの道がよく分からず、一峰から四峰まで縦走した。
そこが入山禁止だということは後で知った。
今回は、前回行けなかった五峰に逆コースで行くことにした。

八栗寺、その背後に五剣山。



山と渓谷社「香川県の山」を参考に裏参道から登山口に入る。
テープもあり、分かりやすい道だと思って進んでいたら下山し始めた。
引き返して、道なき道を無理やり登る。
結局本当の道がどれか分からない。

この山の上部は礫岩でできている。
そのため、岩場にはでっぱりがあり登りやすい。
しかし左右が切れ落ちた断崖絶壁で、緊張感はかなりある。
屋島、讃岐平野、前田山、志度湾と志度の街並み、讃岐山脈、瀬戸内海と360度の絶景が広がり、これほどの眺めが楽しめる山はそう他にないだろう。

五峰から四峰を望む。





前田山方面。





左に前田山、右に屋島。





屋島方面。





志度湾方面。





四峰の鎖と梯子。



下山は岩峰の下の道を進むと中将坊に着いた。
ジオグラフィカに記録した足跡を見ると、これもどうやら本来の登山道とは違うようだ。

とてつもない絶景、両側が切れ落ちた断崖絶壁の高度感と緊張感、行くたびに迷う道、迷い込んだ先々にある祠や仏像。
これほどのワンダーランドも滅多にないと思うが、何があっても自己責任だ。

帰りは遍路道を下った。
曲がりくねった登山道だ。
昔は遍路=登山だったということが実感できる。


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