2015年10月分


10月31日
飯縄山のページができました。
http://clatakao.web.fc2.com/1510iizunayama.html

17時11分出発、14.1km。
ベストは1km4分39秒(149bpm)、平均ペース1km5分2秒(134bpm)。
序盤は足に疲労感がありスピードが出ず8kmで帰ろうと思っていたが、徐々にほぐれて11kmでは物足りなく感じ、14km走ってみた。

10月30日
定期演奏会本番。
ドン・キホーテは広響首席二人による素晴らしい演奏だった。
この曲で最も美しく感動的な部分は全て独奏チェロにあると言ってもいいだろう。
特に最後の場面は、まさに天上の音楽だった。
マーティンはとろけるように滑らかで深みのある演奏。
彼は間違いなく円熟した。
これまでで最も感動的な演奏だったと思う。
品川君のバスクラも見事だった。

22時出発、8.14km。
ベストは1km4分36秒(心拍数145bpm)、平均ペース1km4分57秒(136bpm)。
やはりターサージールは素晴らしい。
心拍数130台でほぼレースペースのスピードが出る。
レースに向かって仕上げていくのはとてつもない充実感がある。

10月29日
定期演奏会リハーサル3日目、明日本番。

明け方目が覚めて寝られない時は、意外といいアイデアが浮かんだり、考えがまとまったりする。
今日はファイブフィンガーズでウォーミングアップし、ターサージールで走ろうと決めた。
まず、随分久しぶりにファイブフィンカーズで450m走ってみた。
怖くて踵がつけられず、つま先だけで走っている感覚。
ずっとこのシューズで走っている人もいるが、すごいと思う。
とにかくこのシューズを履くと、つま先着地せざるを得ない。
次にターサージールでランニング。

17時49分出発、11.39km。
ベストは1km4分49秒(141bpm)、平均ペース1km5分3秒(137bpm)。
スピードに対して驚くほど心拍数が低い。
あまりに楽なのでもう少し走ろうかと思ったほどだ。
昨日もターサージールで走れば最後もっとついていけたかも知れない。
レースでは25kmまでは150bpm以下、30km以降は無制限という設定にしているが、レースペースにもなっていない。
つまりレースでもっと飛ばしてもいいということになる。
春以降、ずっとピュアフロウで走ってきたが、前に進むべき力を随分クッションに吸収されていたのかも知れない。
ピュアフロウはフラットなシューズでつま先着地しやすいと思っていたが、実際にはターサージールの方がずっとつま先着地しやすい。
つまり薄いシューズの方がいいということなのだろう。
つま先着地しやすいために、薄いのに足へのダメージはそれほど増えない。
むしろ怪我しにくいとすら言えるかもしれない。
ここまで大きな差が出るとは予想していなかった。

購入者の声
<バックン・モバのバレルとベルをご購入の方より>
バックンMoBaのバレル・ベル、安着しました。
丁寧なご梱包ありがとうございました。
想像していたよりも、目立つ上に、見た目にも美しく、驚きました。
響きは少ないものの、鳴りと音色の良さは魅力的ですね(特にベル)。
メインで使用しているクランポンにはiconの方が、響きもあって好みでしたが、ヤマハSE-Vには、バックンの方がしっくりきました。
ヤマハもまた本番で使ってみたくなりました。
いつもお忙しい中、良いものをご選定いただき、ありがとうございます。

10月28日
定期演奏会リハーサル2日目。
今日はとてもスムーズなリハーサルだった。

リハーサル後、事務局で事務折衝。

夜は広島城ナイトラン。
久しぶりに仲間と一緒に走って楽しかった!
ただ、最後は1km4分ちょっとで心拍数180台というのは実力不足が出てしまった。
最後は4,5人に抜かれてしまったが、みんな速いなあ。
最近そんなスピードで走ってないし。

10月27日
定期演奏会リハーサル初日。
曲はベートーヴェンの交響曲第2番とR.シュトラウスの交響詩「ドン・キホーテ」。
指揮はブリバエフさん。
古楽的なアイデアや新鮮な表現は面白いが、ベートーヴェンの第1、2楽章で2コマと40分は時間かけすぎ。
明日あさってで上手くまとめてくれることを期待。
「ドン・キホーテ」のチェロは広響首席のマーティン・スタンツェライトさん、ヴィオラは安保恵麻さん。
特にマーティンの圧倒的な表現力は見事!
一聴の価値あり。

20時53分出発、8.24km。
雨上がりの湿気が心地よいが、追い風では蒸し暑い。
月が強烈に明るく、街灯の意味をなくしている。
その月に照らされ、雲が昼間よりもくっきりとした陰影で立体的に見える。
足に疲労感があり全くスピードが出なかったが、最後はやや加速。
ベストは1km4分50秒(心拍数142bpm)、平均ペース1km5分24秒。

10月26日
モンベルのサニーサイドパンツ。
ストレッチ性、撥水性があり、私に合うSLサイズ(ウェストが細く、股下が長い)がある。
なかなかいいものだと思うが、全てのポケットにファスナーがついている。
これが手に擦れて痛いなとは思っていたが、ある時手を見たら出血していた。
これはまずいだろうと思い、モンベルに電話した。
返品に応じ、今後の商品開発の参考にさせて頂くとのことで対応はよかった。
特に後ろのポケットは明らかに小さすぎる。
財布を出そうとして出せないことが多い。
その際に強く擦れる。
両サイドのファスナーも、もっと手に接触しない工夫が必要だ。
というより、ファスナーはない方がいい。

17時33分出発、10.18km。
ベストは1km4分40秒(心拍数153bpm)、平均ペース1km4分59秒。
平均ペースが4分台になり、足も大丈夫そうで一安心。

購入者の声
<エスクラ用ピンクゴールドとリング付きサムレストをご購入の方より>
リガチャーは、自分用はEbClだったのですが、新調すると違いますね。
購入してから半年位で弾力が弱くなってたのですが、音色が暴れた感じでした。
新しくしたら全然違って、とても吹きやすかったです。
EbCl用は細いから気をつけてるつもりですが、BbCl用より早くゆるくなってしまいます。
サムレストは、鳴りの違いに驚きました。
新しい楽器を買うのは無理でも、サムレストを替えるだけで鳴りが良くなるのは嬉しいですね。
今回はBbCl用にしましたが、EbClも替えようか悩むところです。
買っておいたバードストラップも付けてみました。
右親指、右腕は楽でしたが、首に変な力入っちゃって疲れました。
慣れの問題でしょうか?
お忙しい中、いつもありがとうございます。
また選定をお願いしたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。

<エスクラ用B44とエスクラ用ピンクゴールド・リガチャーをご購入の方より>
マウスピースは息の通りやすさが抜群でした!
取り付けて息を通した瞬間に違いが実感できました。
今まで使っていたB44は、息の流れにどこか引っかかりがあるような気がしていたのですが、
選定品はそんなストレスは全くなく、息がそのまま音になるような感覚でした。
これまでエスクラは頑張って吹く感覚が強かったのですが、無駄な力みがなく素直に演奏できます。
高音域のストレスが解消し、もっと音楽に集中できそうです。
リガチャーは同モデルの買い換えですが、安定の鳴りやすさです。
取付時にリガチャーが上に滑りなかなか固定できませんでしたが、何度かトライする内になじんできて滑らなくなりました。
非常にいいものを選定いただき、ありがとうございました!

10月25日
今の50歳は本当にみんな若い。
私も色々と気を付けているが、全くかなわない人がいる。
K君など、ひょっとして不老不死?と思ってしまう。
私もとりあえず、髪は染めてませんよ。

今日から広島。
長距離を走るのは怖いので、今日は自転車と組み合わせてみた。

17時15分出発、6.28km、自転車、呉娑々宇山南斜面、累積標高差+−156m。
こちらは山に囲まれているので、自転車でも短時間で強い負荷をかけられる。
ここからの夕景は相変わらず素晴らしい。

17時51分出発、5.13km、ランニング。
夕景が限りなく夜に近づいていく。
ベストは1km4分50秒(心拍数139bpm)、平均ペース1km5分1秒。
自転車の直後は走り方を思い出すのに時間がかかってしまうが、スピード、心拍数とも悪くない。
大丈夫そうなので明日は8km走ってみようかな。

購入者の声
<M30トラディショナルをご購入の方より>
今日、受け取り早速試奏しました。
今までは5RVライヤー使用で初めてのM30トラディショナルでしたがすんなりと吹けました。
今まで高音が細くなってしまってたのですが、こちらのマウスピースで解消されたように思います。
音量も増えました。
これからもっと合うリードを探していきたいと思います。
選定ありがとうございました。

<M30トラディショナルをご購入の方より>
本日、マウスピースとリガチャーを受けとりました。
早速、3本とも吹いてみましたがどれも鳴りがよく、友人にも喜んでもらえそう です。
なかでもそのうち1本は、以前譲っていただいた3ヶ月ほど使用されていたという マウスピースと比べても遜色のないものだと感じました。
いつもながら、よい物を選んでいただいてありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。

<エスクラ・トスカ(木)41.5mmのバレルをご購入の方より>
本日、中ホール規模のホールでトスカのバレルを吹かせていただきました。
トスカのバレルの内径は、目視でもヤマハやRCよりかなり小さいのが分かる程度でしたので、音程の面でかなりドキドキしましたが、純正のものと音程の差はありませんでした。
音色については、とにかく気持ち良く響き、素直な音が出せました。
音量も上がったと思いますが、特に響きが増したように感じました。
B♭クラリネットのトスカGLのように、息が全て音になっているような感じであり、息の引っ掛かりがなく気持ち良く吹けました。
ありがとうございました。

10月24日
香川県立高松高等学校は全国各地で同窓会を行っている。
特に東京玉翠会は千人以上が集まり、県知事や市長も来賓で挨拶するような大規模な会である。
何度か出席したことがあるが、最近は業務のため参加できていない。
東京玉翠会は幹事年というのがあり、特定の学年がその年の会の運営を任される。
これが大変な仕事で、そのために同級生が数十人集まってやっていくうちに絆が深まる。

大阪でも関西玉翠会が行われており、今年は私の学年が幹事を務めた。
同級生に声をかけてもらい、ソロを4曲演奏することになった。
そして今日その日を迎えたのだが、数百人が集まる盛大な会だった。

応援団と吹奏楽部で校歌などを演奏したが、そこにも飛び入りで参加させてもらった。
みんなで校歌を歌うのは感動的な光景だ。

今日は同級生が三十数名集まったが、一人一人の人柄と能力の高さには心打たれた。
特にS君の挨拶は、こういう人が日本を動かしているんだろうなと思わせた。

同級生の皆さんには本当にお世話になった。
得難い体験をさせて頂き、感謝している。

10月23日
黒姫山のページができました。
http://clatakao.web.fc2.com/1510kurohimeyama.html

生徒にバックン・モバ、ココボロのバレルとベルの選定を依頼され、新宿のドルチェ楽器へ。
以前はアクタスで購入できたのだが、今はここに行かないといけない。
丁度バックンの方が二人いらしていて試奏会が開かれていた。
モバのバレルは税抜25000円、ベルは税抜69000円と相当に高い。
クランポンなどはかなり割引してくれるので選定料込みでも定価より大分安くできるが、ここはそれほど安くはならない。
楽器では、モバのココボロがB♭管、A管ともなかなかよかった。
ココボロといってもそれほど軽くはならず、十分な存在感があり、オーケストラでも使えると思う。
低音のピッチを自動的に上げてくれるシステムはなかなかいい。
35万円の低価格モデルもココボロがよかった。
クランポンほど完璧な音程、均一な鳴りではないが、こういう選択肢があってもいいと思う。
マウスピースもいいものがあったが、35000円と消耗品にしては値段が高すぎる。

17時9分出発、5.13km、ランニング。
これで痛み出すようだと埼玉国際マラソン棄権も考えないといけないが、どうやら大丈夫そうだ。
いちばん危ないのは右踵裏。
そのため、とにかくつま先着地。
そして地面すれすれを移動し柔らかく着地する。
ベストは1km4分55秒、平均ペース1km5分18秒。

10月22日
アクタスでレッスンと選定。
M30トラディショナル、M30プロファイル、B40ライヤー、エスクラ用B44を選定した。
B♭管用は新たに入荷したものが多く質が高かったが、エスクラ用B44は納得できなかったため、新大久保の山野楽器ウインドクルーに移動して再度選定した。
どの店も本数が少なく、選定するのが大変だ。
クランポン3本(1本購入)、下倉楽器1本、アクタス2本、山野楽器3本(1本購入)。
私はB40は詰まって鳴りにくく、M30は高音が下がるなど、やはりB44がいいと思う。
ヴィルシャーもよかったが、値段が高すぎるし、今は入手不能だ。

16時24分出発、15.82km、自転車。
今日もやむを得ず自転車。
黒目川沿いのコースを下流の荒川方面に下っていたが、途中通行止めになっていたため迂回。
朝霞駐屯地方面に迂回したため、駐屯地のとんでもない広大さを実感することになった。

10月21日
クランポンでM30トラディショナル、M30プロファイル、B40ライヤー、エスクラB44、エスクラ・トスカ41.5mmのバレル(木とグリーンライン)、リング付きサムレストを選定した。
M30トラディショナル、M30プロファイル、エスクラB44は注文に本数が足りないなどのため、明日アクタスなどで再度選定する。
エスクラのマウスピースは、B♭管用に比べて以前は百円ちょっと高いだけだったと思うが、今回は定価で千円以上高い。
リング付きサムレストはいいものがあったため、数本を数日間余分に取り置きしてもらっている。
ブラックダイヤモンドは今のところどの楽器店にも在庫がない。
エスクラ・トスカ41.5mmは予想外に木が楽によく響き、グリーンラインは鳴りが悪かったので今回は木を選択した。
広響のエスクラのバレルはグリーンラインだが、楽によく響く。
グリーンラインにこれほど個体差があるとは思わなかった。

クランポンは今後ヴァンドレン製品の取り扱いをやめる。
今在庫がある分は売るが、新たに仕入れない。
なので、クランポンでヴァンドレンのマウスピースを選定するのは今回が最後だろう。
今後は、修理とバレル、ベル、楽器、サムレストの選定などで行くことになる。
楽譜の取り扱いもやめたため、楽譜があった棚には絵などが飾ってある。
サービスセンターの受付は二人とも退職され、新たに若い女性が入っている。

17時25分出発、13.28km、自転車。
安全でアップダウンのあるコースを周回したが、5mほどの高低差しかなく、これでは何周しても大した負荷にはならない。
しかし足底腱膜炎の兆候があるため、どうしても走れないので仕方がない。

購入者の声
<ブラックダイヤモンドをご購入の方より>
品物を送っていただいてから時間が経ってしまいましたが、自分の納得できる音が出せるようになってきたのでメールさせていただきました。
最初に今まで使っていたリードでの試奏は正直、あまりいい手応えがなくまた失敗したかなと半ば諦めていましたが、色々なリードや堅さを試していくうちにBDの良さが実感出来るようになってきました。
まず音の密度が上がった事、吹いた息に対するレスポンスが良くなった事、音色も吹き方で変化がつけられる事などこれは永く付き合っていけそうだなと思えるようになってきました。
ただ、今までのヴィルシャーのものに比べ音程が若干変わってしまったのでそれには馴れていかないといけなくはなりましたが・・・(苦笑)
いつも迅速な対応をして頂き、本当にありがとうございました。
また選定をお願いする事があると思いますのでその時はよろしくお願い致します。

10月20日
18時23分出発、5.1km。
まだかなりの疲労が残っている。
これだけ負荷の大きな連続登山にはストックを使うべきだったか?
特に足底腱膜炎にならないように注意が必要だ。
明日は場合によっては休む、もしくは自転車トレーニングにするなども考えないといけない。
こちらはほとんど平地なので自転車は長時間乗らないと負荷をかけられない。
広島だとアップダウンがあるので自転車でも短時間で負荷をかけられるのだが。
ベストは1km4分51秒(149bpm)と、意外とスピードが出たし心拍数も悪くない。
登山のしすぎによるトレーニング不足で、11月15日の埼玉国際マラソンで3時間半を切るのはほぼ不可能。
制限時間の4時間以内で走れればよしとしよう。
紅葉のシーズンは登山に集中して、マラソンは冬からにした方がいいかなあ。

10月19日
サトテクノでプレスティージュA管を選定。
いいものが1本あった。

黒姫山飯縄山連続登山の疲労がフルマラソン並み。
今日はようやく階段を見ると駆け上がりたくなる欲求が復活してきた。
まだ疲労感が残っているが、多分明日は走れると思う。

10月18日
名古屋から来ている生徒が、川上屋の栗きんとんを買ってきてくれた。
すやよりわずかに甘みが強いが、上品でねっとりと粘りが強く、これまた美味なり。

ベートーヴェン 交響曲第2番
サイモン・ラトル指揮 ウィーン・フィル
いくらウィーン・フィルでも、ここまで生き生きとした心躍る演奏とは予想しなかった。
技術も素晴らしいが、ワクワクドキドキ感がすごい。
ラトルは見事な着火役。
ラトルに火を点けられて、ウィーン・フィルが鮮やかな花火となって打ち上がっている。
録音も一つ一つの楽器が非常にクリアで、なおかつ全体としてよくまとまっている。

2015年10月 飯縄山

標高 1917.4m
累積標高差 +850m −775m

日本二百名山連続登頂二日目。
今日は飯縄山へ。
長野市はいいところだ。
長野駅からバスで飯縄山登山口まで四十数分で着く。
紅葉が見頃で美しい。
今日も快晴、ただし南から徐々に雲が流れてきている。
昨日高妻山に隠れて見えなかった白馬三山を見ることができた。
八ヶ岳はしばらくきれいに見えていたが、徐々に雲に飲み込まれ、その代わりに雲に隠れていた富士山が顔を出した。
御嶽山、乗鞍岳、槍穂高連峰も相変わらず美しい。

下山は戸隠へ。
下るにつれて徐々に戸隠山が迫ってくる。
起伏や陰影に富む名山だ。

指揮者のSさんお勧めの「うずら家」は、噂通りひどい行列。
近くの岩戸屋に入ったが、それほど混んでもいないのに客に全く対応できていない。
延々と待たされて客が皆呆然としている。
バスを1時間遅らせるほどそば好きでもないのでキャンセルして店を出た。

2015年10月 黒姫山

標高2053.4m

累積標高差+1030m −1375m

山と渓谷社「長野県の山」を参考に歩いた。

長野駅前から戸隠キャンプ場行きのバスに乗り、終点下車。
車道を20分歩き、林道に入る。
紅葉が美しい。
なかなか展望が得られないが、しらたま平から先は思わず涙ぐみそうになるほどの絶景が続く。
西方面、戸隠山、高妻山の向こうにはすでに雪化粧した北アルプス。
遠方に槍穂高連峰、その右に鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬岳、その向こうに立山、剱岳。
南には紅葉で赤く染まった飯縄山、その向こうには富士山、八ヶ岳。
あまりの絶景に前に進めない。

山頂直前の岩場は多少厄介。
平日で人は少ないが、山頂にはさすがに10名ほどのグループがいた。

大池分岐まで戻り、そこから火口に下る。
黒姫山の山頂は外輪山の最高地点であり、内側には御巣鷹山(小黒姫)がそびえる。
この下りはさすが火山、岩がごろごろしていてなかなか大変。

七ツ池は笹原が広がる気持ちのいい場所だ。
その先の森も心地よい。

黒姫乗越から小泉登山道を下る。
この道が非常に厄介だった。
笹を踏み倒しただけのような滑りやすい道、大きな段差、急坂、踏み抜きそうになる細いトラバース道。
結局この道では誰とも会わなかった。
休日に歩いた方がいい道かも知れない。
初心者は来た道を帰った方がいい。

姫見台から先は野尻湖、斑尾山、四阿山など大展望が広がり、紅葉も美しく、道もよくなる。
やがてスキー場に出るが、ここからの眺めも素晴らしい。
ただ、なぜこんな急傾斜をスキーで滑れるのか理解不能だ。

最高の季節、最高の天気、しばらくはこの思い出だけで幸せに生きていけるだろう。

10月15日
<桜井甘精堂の栗きんとん>
栗そのものが非常に濃厚に凝縮され、どっしりとした食べごたえがある。
甘みはすやよりも強い。
すやの栗きんとんは、甘みを抑えているためストイックすぎると感じる人がいるかも知れない。
桜井甘精堂の方が好きという人は当然いていいと思う。
しかし私はすやの栗きんとんの方が好きだ。
あの繊細さ、上質さは得難い。

<かんだたの蕎麦>
長野駅からも近くなく、路地裏にあり、目指していかないとたどり着かない。
大久保西の茶屋の蕎麦は豪快で量が多く、新鮮で、歯ごたえがある。
それに対して、同じく新鮮で歯ごたえもいいが、より繊細で上品だ。
どちらか一つと言われたら、私はかんだたの蕎麦を選ぶ。

10月14日
長野駅からチャーターバスに1時間乗り、上田市の小学校で文化庁公演。
昨日の小諸市よりは手前にあり、同じ千曲川沿いで、標高は436mと大分低い。
千曲川は長野市などを経由し、新潟県に入って信濃川と名前を変え、日本海に達する。
今日も快晴で、バスから山々の眺めを堪能した。

夕方はT氏と善光寺まで散策。
その後3人で酔来処(よっこいしょ)という店で、馬刺し、蕎麦などを食べた。

10月13日
長野駅からチャーターバスに1時間20分乗り、小諸市の小学校で文化庁公演。
小学校の標高は624mで、いちばん楽なマウスピースにしてもリードが厚い。
それでもこのあたりでは最も標高が低い千曲川の近くにある。
北には浅間山などの山々が雄大で、全体に紅葉していて美しい。
行き帰りのバスでは、北アルプス、四阿山、草津白根山、飯縄山、高妻山などの眺めを楽しんだ。

17時3分出発、5.34km。
善光寺まで観光ランニング。
ライトアップされた善光寺もなかなかいい。

夕食は3人で大久保西の茶屋長野駅前店へ。
馬刺し、しめじの天ぷらも良かったが、特に蕎麦は昨日の店より格段に美味しかった。

10月12日
数えてみたら、先日の恵那山が丁度日本百名山50座目だった。

今日は移動日。
広島から長野は遠い。
名古屋から特急しなので3時間弱。
東京で長野新幹線に乗り換えても時間があまり変わらない。
しかし木曽川と渓谷の眺めは素晴らしい。
松本まで出れば、今度は常念岳など北アルプスの眺めを楽しめる。

木曽福島駅の標高は775.3mとかなり高い。
松本駅586m。
聖高原駅625.4m。
長野駅360.5m。
山を越えて長野市街を右手に見下ろし、そこから山の斜面をどんどんと下って行くあたりが非常に面白い。

夜は指揮のSさんと長野駅前の油やで戸隠そばを食べた。

2015年10月 恵那山

標高2189.8m
累積標高差+−1590m

中津川のホテルに前夜泊。

4時起床。
5時半にコンビニにおにぎりを買いに行ったが、思ったより寒かったのでフリース、ロングタイツを着込んだ。

神坂峠(みさかとうげ)6時50分出発。
紅葉、黄葉、熊笹の淡い緑、針葉樹の深い緑、色合いのハーモニーが何とも美しい。
遠方には中央アルプス、南アルプスが雄大だ。
御嶽山からは噴煙が上がっている。
その右遠方には乗鞍岳、さらにその右遠方に北アルプスまで見ることができた。
これで快晴だと文句なしだが、薄曇りだったのが惜しい。

第1ピークからは紅葉と遠景の素晴らしい眺めが堪能できた。
これから登る恵那山は船底を逆さにしたような形をしていて、全体が紅葉している。

神坂峠からのコースは距離が長い上にアップダウンが多いが、非常に展望がいい。
大判山から先、しばらくすると展望がなくなり、ゆっくり登っても時々息を整えなければならないほどの急坂が延々と続く。

尾根に出ると、細かいアップダウンはあるものの全体としては平らな道が続く。
山頂避難小屋はなかなか立派な建物で、トイレもある。
その裏の岩場に登れば南アルプスなどの展望が得られる。
富士山も見えたが、写真にするには霞みすぎていた。

山頂は展望がなく、登っても何も見えないことで有名な展望塔がある。

紅葉を満喫しながらゆっくりと下山。
これで所要時間は8時間ほど。

この山の楽しみは前半にある。
最初から十分に楽しみながら登るべし。

10月9日
名古屋駅からチャーターバスに1時間2乗り、常滑市の小学校で文化庁公演。
非常に元気のいい子供たちだった。
最後の合唱は「花は咲く」、この歌詞の内容もメロディも難しい曲をしっかりと歌っていた。

<すやの栗きんとん>
蒸した栗をたて割りにして、竹べらで身をほじくり出す。
それを潰して少量の砂糖を加えながら煮る。
煮上がったのを、茶巾絞りにする。
たったこれだけの工程だそうだ。
栗そのものの味わいが凝縮されていて、なおかつ栗をそのまま食べるよりも遥かに上品で繊細な味に仕上がっている。
砂糖は入っているかどうか分からないぐらい控えめで、それが見事に素材を引き立てている。
これほど衝撃を受けるほど美味しいと感じた和菓子は記憶にない。

<名古屋駅ホーム、住よしのきしめん>
麺はぷりぷりしていて美味しいが、出汁はもう一つ。
ホームの立ち食いだし350円だったし、あまり文句を言うべきではないかも知れない。

<コンパルのエビフライサンド>
テイクアウトだが、注文してから作るので5分ぐらい待たされる。
エビフライはもちろん立派だが、タルタルソース、キャベツ、エビフライ、ケチャップソース、卵焼き、パンのハーモニーが見事!
食べごたえも十分あった。

10月8日
名古屋駅からチャーターバスに1時間20分乗り、郡上市の中学校で文化庁公演。
長良川上流の景観が美しい。
山に囲まれた学校に、生徒たちはどこからどうやって通っているのだろうか。
礼儀正しく、真面目で、熱心、素晴らしい生徒たちだった。
特に最後の合唱、「歌よ、ありがとう」と「地球星歌」。
この二曲は簡単な曲ではないはずだし、歌詞を覚えるだけでも大変なはずだが、何と全員が暗譜で歌った。
まるで全員が合唱部のようで、特に男声の声量が見事だった。
最後の校歌は吹奏楽部と共演した。

17時38分出発、11.63km。
風が非常に強く冷たい。
ベストは1km4分42秒(心拍数154bpm)、平均ペース1km5分8秒。

夕食は味仙で台湾ラーメン。
強烈なニンニクの臭いがする。
そして唐辛子入れすぎ!
ちなみに、辛さ控えめのアメリカンと、さらに辛いイタリアンというメニューもある。
いくらなんでも辛すぎると思いつつ食べるのだが、食べ始めると止まらない。
スープやニラ、ニンニクなどの味、全体のバランスもいいが、特に肉そぼろが素晴らしい。
まるで軟骨がほどよく入った鳥つくねを食べているような心地よい歯ごたえがあり、味がしっかりとしていて量も多い。

10月7日
名古屋駅からチャーターバスに40分乗り、羽島の小学校で文化庁公演。
礼儀正しく受け答えがしっかりとした生徒たちで、最後の合唱もしっかりと歌っていた。

17時14分出発、10.91km。
体がだるくてスピードが出ない。
体調が悪いのかと思ったが、終盤ようやく加速。
ベストは1km4分51秒(心拍数150bpm)、平均ペース1km5分18秒。

夕食は鳥開へ。
まず手羽先のから揚げ、名古屋コーチンと普通のものを食べ比べ。
名古屋コーチンは歯ごたえがしっかりとしていて、脂が乗っている。
しかし料理に対して素材が強すぎるようにも感じられる。
普通のものの方がいいと思った。
次に名古屋コーチン親子丼。
これは文句なし。
黄身は味も色も濃い。
名古屋コーチンの強い存在感とバランスが取れていて美味だった。

10月6日
名古屋駅からチャーターバスに2時間乗り、中津川の小学校で文化庁公演。
御嶽山は見えなかったが、恵那山が雄大だ。
山に囲まれた起伏のある盆地で、茶畑が多い。
中津川駅の標高は293mだが、小学校で計ると453mだった。
当然リードは厚くなるが、マウスピースを厚いリード用のものにすることで対応した。
楽器体験、今日は生徒数が少なかったのと、リードとマウスピースをばらして洗うことに慣れてきたので、昨日より大分楽だった。
初めて吹くのにやたらとよく鳴る子がいて驚いた。
生徒たちは受け答えがしっかりとしていて、最後の合唱も演奏しながらあちこち見たが、全員が口を大きく開けて懸命に歌っていた。
田舎の少人数の学校では、こうした一期一会の体験をすることが多い。

17時57分出発、8.53km。
昨日頑張りすぎたので、今日はゆっくり短い距離で切り上げた。
名城公園のコースは他にもランナーがいるのでつい速くなってしまうが、今日は惑わされずにゆっくり走れた。

夕食は矢場とんでロースかつ定食。
名古屋らしいみそだれが美味しい。
みそだれのおかげか、脂っこさを全く感じなかった。

10月5日
名古屋駅からチャーターバスに45分乗り、一宮市の小学校で文化庁公演。
非常に元気のいい子供達だった。
今年度から始めた楽器体験。
前の子が吹いた楽器をそのまま次の子に吹かせるのはまずいということで、今回吹かせるのはH君に任せて私はリードをマウスピースから外して両方とも洗い、再び吹ける状態にセットする役に徹した。
これがかなり忙しく、終了後はしばらく呆然としていた。

16時48分出発、10.92km。
ベストは1km4分36秒(163bpm)、平均ペース1km5分5秒。
今日も名古屋城経由で名城公園へ。
他にもランナーがいると、つい速くなってしまう。
それにしても163bpmはスピードに対して高すぎるし、頑張りすぎだ。

夕食は山本屋本店でなめこ入り味噌煮込みうどんを食べた。
香川県人が初めて味噌煮込みうどんを食べたら衝撃を受けるだろう。
「なんだこの煮えてない固い麺は!」
そして値段が高い。
なめこ入りは税込1350円!
「うどんの値段じゃないよ!それにこの麺にこの値段?」
しかしこれが美味いのである。
強い個性を持ちつつも洗練されたこの味噌と出汁の味わいは病みつきになりそうだ。
そしてこの強い味のスープにはやはりこの麺が合う。
とろりとしたなめことスープの相性は最高だった。

10月4日
文化庁公演のリハーサル。
その後名古屋へ移動。

16時51分出発、11.79km。
名古屋城の近くにホテルを取ろうとしたが、いいホテルがなかったので伏見駅近くのホテルにした。
まず名古屋城へ。
規模の大きさと巨大な石垣に圧倒される。
外堀の内側に官公庁の建物が並び、その内側にさらに石垣、そして城がある。
それから名城公園へ。
一周1.3kmのコースを周回。
巨木に囲まれた雰囲気のあるコースで、昔名古屋フィルにエキストラで来た時にも走ったことがある。
土の道だが、非常に平らで走りやすい。
ベストは1km4分50秒、平均ペース1km5分11秒。
周回コースに入るまでは信号などがありスピードが出しにくい。

夜は名古屋の友人と久しぶりに会った。

10月3日
絶好の登山日和だったが、レッスン3人と自分の練習で一日が終了。

17時56分出発、11.13km。
まるでスピードがでなかったが、終盤ようやく加速。
ベストは1km4分38秒(心拍数156bpm)、平均ペース1km5分14秒。
向かい風ではあったが、心拍数がやや高い。

10月2日
ディスカバリー・シリーズ本番。
曲はシベリウスの交響曲第4番と第2番。
第4番第3楽章は、私がこれまで体験したシベリウスの音楽の中でもっとも深みのある曲だと思う。
第1楽章が描く情景も見事だ。
こんな景色、見てみたい。
終楽章の終わり方も、慣れてくると味わい深い。
深い森の中で鳥が鳴いている。
遊んでいるうちに暗くなり、急に心細くなったような感じに聴こえる。
終楽章の超高速パッセージはかなり負担になった。
速すぎて意識だけで全てをコントロールできないため、何度練習しても怖い。

第2番終楽章は、リハーサルから本気で吹くと体が持たないので本番だけ本気で吹いた。
私自身はこの楽章で木管がゴーっと猛烈に鳴っていると非常に興奮する。

22時1分出発、5.11km。
体調が大分よくなってきたので5kmだけ走った。
今回の体調不良は、疲労もあるが寒さが原因ではないかと思う。
一昨日家を出てから駅まで寒いなと思っていたら調子が悪くなった。
あの時もう少し暖かくしていれば防げたのではないかと思う。
今日は大事を取ってジャケットとロングタイツで走ったが、向かい風では全く汗をかかずもっと着込んでもいいぐらいだった。
すっかり寒くなったものだ。
体調維持のため、最高気温ではなく最低気温に合わせて服を着るべし。
ランニング時も、外に出た時に寒いと感じるのではなく、涼しいと感じるぐらい着込んだ方がいいかも知れない。

10月1日
ディスカバリー・シリーズのリハーサル3日目。
シベリウスの交響曲第4番は演奏機会が少なく非常に複雑に書かれているため3日間入念なリハーサルが行われ、今日も疲労困憊。
帰宅後ゆっくりしていたら、体調は大分よくなってきた。

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